Q&A

自社株の評価

当社は非上場の会社ですが、株式をどのように評価したらいいか教えて下さい。
A  同族の場合、自社株の相続評価は、業種・会社規模(従業員数、総資産価額、取引金額)によって類似業種比準方式・純資産価額方式またはその折衷で評価します。
 
類似業種比準方式とは、類似業種の平均株価並びに1株当たりの配当金額、年利益金額及び純資産価額の3つの要素を国税庁が発表する類似業種と比準して計算する方法です。

純資産価額方式とは、評価会社の課税時期における資産(相続税評価額)から負債(相続税評価額)及び、評価差額に対する法人税額等相当額を控除して評価額を求める方式をいいます。

事業承継とは

  私は製造業の会社を経営して

     ますが、高齢のために息子 

    へのバトンタッチを考えています。
    最近、事業承継の言葉を聞きますが

    具体的に何をするのでしょうか?


事業承継の対象は、財産の承継と

    経営の承継です。


    財産の承継は、自社株、事業用の
    不動産その他です。
    中でも、自社株は株式会社制度に
    おいて経営権そのものであり、
     議決権を確保するために重要と
     なります。

     財産の承継においては、財産を
     相続人に如何に配分するかの
     分割対策、相続税の納税対策が
  必要となります。

      次に、経営の承継は経営を明文化
      することにより、事業承継を容易に
      することが重要です。

      またマーケティング・営業、人事制度、
       財務・経理制度など引継ぎが可能な
       ように制度化、組織化することが必要
        となります。